砂糖食料自給率解説ページ

食糧自給率の計算方法
供給熱量総合食料自給率(カロリーベース)=国民1人1日当たり国産供給熱量÷国民1人1日当たり供給熱量
品目別自給率(重量ベース)(例:砂糖の自給率)=砂糖の国内生産量÷砂糖の国内消費仕向

砂糖の自給率を調べてみたら平成14年度で34%でした。

砂糖 さとう: ショ糖・シュクロース

砂糖の主な原料は、さとうきび(かんしょ)、てんさい、やし、かえでがありますが世界ででは、ほぼ65%が甘蔗(さとうきび)、35%が甜菜(ビート)より採取されています。日本では、原料の生産が少なく自給率35%(2003年)で多くは、輸入に頼っています。砂糖消費量は、年間1人当たり、日本19.9kg(2004年)、アメリカ33kg(2002年)、EU39kg(2002年)程度です。

甘蔗 かんしゃ(かんしょ)→さとうきび(砂糖黍)
  
イネ科、インド原産、甘蔗(かんしょ)ともいう。世界の砂糖原料の60%以上を占め熱帯、亜熱帯で栽培され適温20℃〜30℃、冬季でも5度以上で成長期に雨量が多く、成熟期に乾燥した土地が適す。

甜菜 てんさい・さとうだいこん
  アカザ科、ヨーロッパ、地中海原産。古代ローマの時代より家畜の飼料、野菜として栽培されていた。一般に冷涼な地域での栽培がよく二年生草木、茎は、高さ60cm〜1mに成長、2年目に穂状の小花を多数咲かせ根が紡錘形、水分81%、糖分12〜13%を含んでいる。赤と白の2種類あるが砂糖は白色種より採取される。

砂糖の自給率はだんだんと上がっていっています。しかし、お菓子などの製品に利用する砂糖はまだまだ輸入に頼っているのでしょうね。

網走地域や十勝地域で砂糖の原料のてんさい(ビート)栽培がたくさん行われています。それに比べ輸入砂糖の価格は安い。
結果、採算が合わないので小規模経営者を中心にてんさいの作付けを敬遠する・・・という話になってしまうのでしょう。


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