紅茶(こうちゃ、black tea):摘み取った茶の葉と芽を乾燥させ、もみ込んで完全発酵させた茶葉。もしくはそれをポットに入れ、沸騰した湯をその上に注いで抽出した飲料のこと。
紅茶の種類
アッサム:インド北部産。水色は澄んだ濃い目の紅色でミルクティーに適する。甘い芳醇な香気を持ち、くせが無く、渋味も弱いがこくのある濃厚な味。
ダージリン:インド北部産。水色は透明度の高い琥珀色でストレートティー向き。世界最高と称される特徴的な香気と、好ましい刺激的な渋味)を持つ。
ニルギリ:インド南部産。水色は濃い橙色でミルクティーや特にスパイスを用いるバリエーションティーに適する。フレッシュですっきりとした香気としっかりとした風味。
ドアーズ:インド北部産。水色は濃橙色。ミルクティー向き。強い渋みはなく、こくのある味だが、香気に劣る。
紅茶の国内自給率と輸入状況
日本では昭和30年代半ばまでは1500トン以上生産されていたが、1971年の紅茶輸入自由化以降、国内の紅茶生産は壊滅状態となった。現在では九州、静岡県及び長野県、三重県、山陰地方などで生産された国産紅茶が若干量流通している。現在の自給率は1%以下の0%
紅茶の最大の生産国はインドで、次いでスリランカ、以降ケニヤ、トルコ、インドネシアと続く。中国は茶の生産全体ではインドとスリランカの間に入るが、緑茶と区別した統計が無いため、詳細は不明である。日本でも生産できる気候にありながら輸入の自由化により、生産できないのは農家にとっては非常に打撃になります。少しでも紅茶を生産できる農家を作る環境作りが必要になってきます。
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