リンゴ食料自給率解説ページ

食糧自給率の計算方法
供給熱量総合食料自給率(カロリーベース)=国民1人1日当たり国産供給熱量÷国民1人1日当たり供給熱量
品目別自給率(重量ベース)(例:リンゴの自給率)=リンゴの国内生産量÷リンゴの国内消費仕向

リンゴ(林檎):バラ科リンゴ属に属する樹木、またはその果実。

リンゴの主な品種

ふじ:年間生産量約1230万t。甘みが強く歯ごたえもよいし日持ちもする、日本で最も一般的に栽培され、日本国内のみならず海外にさかんに輸出されている

デリシャス:年間生産量約930万t。アメリカで誕生し、1913年に岡山県の花房省吾の手によって日本に導入された。

ゴールデンデリシャス:年間生産量約880万t。アメリカのウェストバージニア州で偶発実生として発見された品種。日本には1923年に導入された。

王林:福島県の大槻只之助がゴールデンデリシャスと印度を交配させ生まれる。緑色に斑点のついた外見が特徴の晩生品種で、香りと甘みが強い。

紅玉:1800年頃、アメリカニューヨーク州のリック農園で偶発実生として発見。1871年に開拓使によって導入され、1900年に紅玉と命名。




リンゴの輸入状況と国内自給率


2006年現在世界では年間約6千万tのリンゴが栽培されている。生産量は中国がトップでアメリカ合衆国、フランスなどが続く。
日本では青森県、長野県、岩手県で主に栽培されており、青森県は全国の50%のリンゴを生産している。日本の都市でリンゴの生産量が最も多いのは弘前市で全国の約20%を生産している。現在多数の国のリンゴの輸入の解禁をしており、国内生産者にはとても現状はきついと言える。高齢化や労働力不足による栽培面積の減少や栽培の歴史が古いことから樹の老齢化等による生産力の低迷なども海外の輸入増加に拍車をかけています。
現在の国内自給率は約60%前後。今後海外の輸入が増えると国内でリンゴ栽培農家がどんどん現象してしまいます。無茶な輸入などは控える事が、自給率の向上につながります。


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