コンニャク(蒟蒻):サトイモ科の植物。あるいは、その球茎から製造される食品のこと。コンニャクを食用としている地域は日本、中国、ミャンマー、韓国で、農産物として生産され、市場に流通しているのは日本のみである。日本での主産地は群馬県で国内産の9割を占める。下仁田コンニャクなどが有名。
食品としてのコンニャク
コンニャクは、コンニャクイモに含まれるコンニャクマンナンを糊化し、アルカリを用いて凝固させたもので、独特の食感を示す。
コンニャクは、おもにおでん、煮物、味噌汁、豚汁など汁物や鍋物の具に使われる。串を刺して味噌田楽の素材としても用いられる。「糸こんにゃく」や「しらたき」は、すき焼きなどに使用される。なまのまま薄く切って刺身として食べることもある。ゼリーなどのデザートにも今は使われている。
コンニャクの国内の輸入状況と自給率
群馬特産のコンニャクイモの関税率は、コメの 778%を上回り、全品目中最高の1706%です。栽培地は中山間地が多く、大規模化によるコスト削減は難しい。急激に市場開放されれば、安価な中国産に太刀打ちが出来ない可能性が高い.
現在のこんにゃくの日本国内自給率は86%と比較的高めだが、今後の輸入状況によって大きく落ち込む可能性のある食材である。
TOPへ戻る
|